家族の団らん?
家族の団らん——そう呼べるのかは、今でもよくわからない。
これは、小学生の頃の話だ。
夕食時、父は毎日お酒を飲んでいた。
その日は惣菜の焼き鳥が並んでいた。
酒のつまみとしては申し分ない。
大人にとっては、むしろごちそうだろう。
だが当時の私にとっても、それは立派な“ごちそう”だった。
魚より肉。子どもにとっては単純で絶対的な価値基準である。
冗談か本気か!?
「わーい♪」
手を伸ばした、その瞬間。
父が突然、七味を大量に振りかけてきた。
「食うんじゃねぇ」
冗談なのか本気なのか分からない。
ただ、子ども心にそれはかなり衝撃的だった。
私はなんとか、下の方に付着していない焼き鳥を回収することに成功した(笑)
事件は起きた
そして、2本目を取ろうとしたときだった。
「……っ!」
ドラクエ風に解説します(笑)
ちちからのこうげき!
※「つばブレス」 をふりかけた!
わたしたちはおどろき、とまどっている!
わたし
→ たたかう
にげる
しかし、まだおどろきとまどっていてうごけない。
※つばブレスとは
口先から放たれる飛沫攻撃。
敵全体が不意の不快感により動揺する
子供ながらにドン引きである。
母はその時間にはいない。
つまり父の独擅場なのである。
それから約30年。
その光景は、今でもふと蘇る。
そして驚くことに、同じことが——
自分の子どもと食卓を囲んだときにも、再び起きた。
まじで笑えないやつです。
我が家は、食卓でも戦争です。
食に貪欲な父は、今も昔も変わらない。
カレの暴走は誰にも止められないのであった。
この“食への貪欲さ”については、別記事「我が家はジャングルシリーズ」でも書いています。
気になる方はそちらもどうぞ。

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